ハワイ移民の歴史が学べるアウトドア博物館、ハワイプランテーションビレッジ。
ハワイ王国の移民の歴史は、1800年代の中頃にサトウキビ産業が入ってきてから大きく変わりました。
アメリカでの砂糖の需要が増えると共に、多くの労働力が必要になり、世界各国から移民が訪れるようになったんですね!
1850~1950年頃には30カ国以上の国からの移民が訪れたと言われていますが、ハワイプランテーションビレッジでは、その中でも中心的だった8ヶ国(中国、ポルトガル、プエルトリコ、日本、韓国、フィリピン、沖縄、ハワイ)の移民たちの生活の様子が公開されています。
沖縄と韓国は当時は日本の領土でしたが、文化が違うということで分けられているそうです。
ちょっと穴場ではありますが、訪れると昔にタイムスリップしたような感覚を味わえるハワイでは貴重な場所なので、チャンスがあったらぜひ訪れてみてくださいね。
ハワイプランテーションビレッジのオフィス

まず建物には入場料を支払うオフィスがあります。
料金を支払うと胸に貼るステッカーをもらえるので、それをつけて園内に入るんですね!
他にも簡単なガイドマップをもらったり、住居の説明などが詳しく載った資料をレンタルすることができます。
事前に予約をしておけば、日本語でのボランティアガイドを依頼することもできますよ♪
オフィスのある建物内にはちょっとした博物館やお土産コーナーもあるので、是非一緒にチェックしてみましょう!
ハワイプランテーションビレッジのタイムトンネル

入り口からこちらのタイムトンネルをくぐると移民時代へタイムスリップ♪
偶然なのか意図的なのかは分かりませんが、なんかワクワクする演出ですよね!
トンネルを抜けるとそこに広がる光景はどこか古くて懐かしいものばかり。
いよいよ散策スタートです。
ハワイプランテーションビレッジの住居と公共施設

敷地内に入るとまず1番最初に見えるのが、こちらの中国人労働者の家。
唯一の2階建てで、最もゴージャスな雰囲気です♪
敷地内には他にもたくさんの住居や商業施設が建ち並んでおり、ちょっとした街のような雰囲気です!

周りをタロイモ畑に囲まれている姿も当時を再現しており、ほんの150年くらい前はハワイもこんな景色だったんだなと感じます。
農業しかなかったハワイがこんなにも観光都市になるとは誰も想像しなかったでしょうね。笑

今でこそ世界中のトップブランドが集結するハワイですが、移民時代はこのような雑貨屋さんが全てでした。
生活に必要なものをすべてこんな小さな雑貨屋さんで揃えていたと思うと、当時の生活の大変さが想像できます。
今の便利なハワイもいいですが、当時の不便で何もなかった時のハワイもちょっとは見てみたいですけどね。笑
日本人移民の集落

日本人移民の居住スペースには様々な施設があります。
昔の日本の景色がしっかりと残っていて、なんだか少し嬉しくなりますね。

こちらは若宮稲荷神社。
ハワイではいろいろなところで日本の神社を見ることができますが、それも日本人移民の影響によるものです!
圧倒的に日本人移民が多かったハワイならではの景色と言えるかもしれません。

こちらは豆腐を作っていた工場。
材料がないハワイで自給自足の生活をするのは大変だったに違いありません。

日本文化の象徴でもある銭湯。
昔は浴槽は1つで、中央の仕切りで男女を分けるようになっていました。

ハワイでの1番最初のビジネスと言われるのが、こちらの散髪屋さん。
農業労働者達の憩いの場となるだけでなく、ビジネス発展の基盤にもなりました。
ハワイプランテーションビレッジの基本情報
ハワイプランテーションビレッジはオアフ島中央付近のワイパフというエリアにあります。
ワイキキからの移動手段としては、ツアーやレンタカー、タクシー・ウーバーなどが移動時間やコストパフォーマンスを考えるとおすすめです!
名称 | ハワイプランテーションビレッジ(Hawaii Plantation Village) |
住所 | 94-695 Waipahu St Ext, Waipahu, HI 96797 |
営業時間 | 9:00 ~ 14:00 |
入場料 | 大人(18〜61歳):$17 62歳以上、ハワイ在住者:$11 ユース(4~17歳):$8 幼児(3歳以下):無料 |
休日 | 日曜日 |
所要時間 | 約1.5時間 |
トイレ | あり |
駐車場 | あり(無料) |