ハワイの中では大都会であるオアフ島にも手付かずの大自然がたくさん残っています。

そんな中でも植物園は珍しい野鳥や植物を観察するには最高の場所で、自然の公園や田舎エリアよりもおすすめです。

こちらの記事では、アロアロトラベルのツアーガイドがおすすめするハワイの人気植物園を5つにまとめて紹介しています!

植物園といってもハワイらしさがたっぷりと残っている場所ばかりなので、より自然に近い雰囲気を楽しむことができますよ♪

是非、ハワイ旅行の参考にしてみてくださいね。

フォスター植物園 (Foster Botanical Garden)

1万種類以上の熱帯植物が咲き乱れる都会のオアシス、フォスター植物園。

ダウンタウンエリアにあるホノルルで最大の植物園で、迫力のある大自然を楽しむことができます。

ハワイの固有種はもちろん、絶滅危惧種に指定されているものや野生では生息していない希少なものなどたくさんの植物があります。

様々な種類の野鳥、花に集まってくる蝶々なども観察できます。

敷地面積は広くはないものの、園内は綺麗に手入れされているので雰囲気も良く、心がたっぷり癒される場所です♪

入園時には入口で「日本語のパンフレット」がもらえるので、それを持っていくとより詳細が分かって楽しくなると思います。

植物好きの方には必見のスポットなので、機会があったらぜひ訪れてみてくださいね。

フォスター植物園で見ておきたい植物

フォスター植物園を歩いていると、ハワイにある他の植物園と比べても圧倒的に植物の種類が多いと感じます。

基本的にはパンフレットに掲載されている20種類の植物や庭園内の人気エリアを中心に散策しますが、ここでは私のおすすめも含めていくつかご紹介したいと思います。

インパクト抜群のキャノンボールツリー

まずは1度見たら忘れられない印象を残す、キャノンボールツリーです。

日本語ではホウガンノキ(砲丸の木)と言います。

名前のとおり本当に砲丸くらいのずっしりした実がたくさんついています。

何故にこんなにたくさん、こんな大きな実がついているのか、不思議な木もあるものです!

ちなみに木の実を割ると、さらに硬い殻がもう1段階。

その中はアボカドのような緑色の実になっていて、匂いは激臭です。笑

食べたことはないですが、食べられる実なんですよ〜

世界最大の高さを誇るカリブダイオウヤシ

世界で最も背が高いと言われる種類のヤシの木がこちらのカリブダイオウヤシ。

その全長は50〜60mもあり、現在でもまだ成長し続けています。

てっぺんまで見上げると首が痛くなるくらい高く伸びていて、風で折れないのかと心配になるくらい細長いです。

他にも世界最大の種子(大きいもので約22kg)が取れる絶滅危惧種のダブルココナッツやハワイ原産で同じく絶滅危惧種指定されているラウル(ウチワヤシ)、アフリカ原産でアメリカ最大の木であるエダウチヤシなどたくさんのヤシの木があります!

その他の要チェック植物

  • 仏が悟りを開いたとして崇拝されている菩提樹
  • 造船に使われる45m以上にもなる巨大なクイーンズランドカウリ
  • 重さ約9kgにもなる細長い果物がなるソーセージの木
  • 食材として人気のマカダミアナッツ・サツマイモ・パンの木・黒胡椒・ジャックフルーツ
  • カラフルでつるつるしているレインボーツリー
  • 2000年以上の樹齢のものも存在するバオバブの大木

フォスター植物園の歴史

フォスター植物園は歴史も古く、1853年にカメハメハ大王の妃であるカラマ女王の屋敷をドイツ人医師が購入し、木を植え始めたのが始まりと言われています。

この医師がフォスターという名前だったかというと実はそうではありません。笑

約30年後の1884年にアメリカの人のフォスター夫妻が買い取り、妻の死後はホノルル市に寄贈されました。

その敬意を払ってフォスター植物園という名前になっています。

1つの家の庭と考えたらものすごく巨大ですよね♪

その後世界中から集めた木を植えていき、拡張されて今の姿となりました。

フォスター植物園へ行けるツアー

「ガイドが専属でご案内!完全貸切りチャーターツアー」

ホオマルヒア植物園 (Ho’omaluhia Botanical Garden)

ハワイにある植物園のうち最大の規模を誇る、ホオマルヒア植物園。

コウラウ山脈の北麓に位置するこの植物園は、1.6平方キロメートルという非常に広大な敷地に広がっています。

ハワイの植物はもちろん、フィリピン、アフリカ、スリランカ、インド、ポリネシア、メラネシア、マレーシア、熱帯アメリカ各地原産の植物などたくさんの植物を見学することができます。

ホオマルヒアという言葉がハワイ語で安らぎを与える、守るという意味なのですが、その名の通りたくさんの植物が訪れた人たちに安らぎを与えてくれているのですね!

また、この植物園はもともと洪水などの雨の被害が多い地域だったため、ダムの建設と同時に作られています。

そんな被害から人々を「守る」という意味もあるのかもしれません。

なお、ホノルル市が管理している施設のため、ほとんどのアクティビティが無料となっています。

穴場ですが絶景や釣り、キャンプなどが様々なことが楽しめるスポットなので是非行ってみてくださいね。

ホオマルヒア植物園の釣り堀

ハワイで唯一の無料釣り堀があります♪

土曜日と日曜日の10〜14時という短い時間の限定ですが、釣竿もビジターセンターで無料で借りることができ、魚も入れ食いです。笑

ちなみにこちらの赤いカラーが特徴のお魚が1番よく釣れるます。

他にもコイやピーコックバスなど色々な種類のお魚がいます。

コツを掴むと1時間で10匹くらいは余裕で釣れるようになります!笑

キャッチ&リリースなので、釣りを楽しんだ後はしっかり逃がしてあげてくださいね。

釣り堀の反対側は釣り禁止エリアですが、こんな感じで大量の魚や鳥、マングースたちに餌付けができます。

パンをたくさん買っていって餌やりをしてみましょう!

特に子供達は大喜びすること間違いなしです。

ちなみに天気が変わりやすく雨が多い地域なので、カッパなどの雨具の準備はもちろん、虫よけの対策をしていくことをおすすめします。

ホオマルヒア植物園で大自然キャンプ

こんな最高な大自然ですが、実は週末はキャンプをすることもできます。

ハワイ在住者でなくてもキャンプはできるのですが、その場合は事前に許可が必要なので、興味がある方はホノルル州のホームページから申し込みをしてみてくださいね。

料金は1日6人までで、$18と格安です!

ちなみに食べ物を出しっぱなしにしているとブタや鳥、マングースなどの野生動物が持って行ってしまうこともあるので、厳重に保管しておいてくださいね。

ホオマルヒア植物園へ行けるツアー

「ガイドが専属でご案内!完全貸切りチャーターツアー」
※こちらのスポットはハワイの州立公園のルールにより特別なライセンスが必要となります。ご訪問をご希望の場合は事前に一度お問い合わせください。

ココクレーター植物園 (Koko Crater Botanical Garden)

世界中の様々な種類の花を楽しめるハワイの穴場フォトジェニックスポット、ココクレーター植物園!

今も活発に噴火を続けているハワイ島のキラウエア火山は有名ですが、元々はオアフ島のダイアモンドヘッドもココクレーターも、10万年以上昔は火山活動をしていました。

その噴火口がクレーターになっていて、約4万年前に現在の形になったと言われています。

そんな、地球のパワーを肌で感じることができるスポットがこのココクレーター植物園なんですね!

オアフ島の植物園の中で2番目に大きな規模を誇りながら、なんと無料で入場することができます。

プルメリアやブーゲンビリア、ハイビスカスなどのハワイらしい花がたくさん咲き乱れていて、ここでしか見られない植物やサボテンなんかも楽しめますよ!

穴場で分かりにくい場所にはありますが、ザ・バスなどでも行けるので是非遊びに行ってみてくださいね。

ココクレーター植物園の歴史と植物

ココクレーター植物園はクレーターの内部に作られた植物園で、園内はちょっとしたウォーキングコースのような感じになっています。

まずは入り口を入るとすぐに園内のマップ(ポストの中に入っています)があるので必要に応じてゲットしましょう!

また、英語ですが、クレーターができた歴史や園内で見ることができる植物などが書かれた案内もありますよ♪

園内の順路を全て歩くと約2マイル(3.2km)、約1時間程度の道のりとなっていて、ハワイ産のものはもちろん、アフリカやアジアなど世界中の様々な木々を見ることができます。

入り口付近をぐるっと一周するだけでも、プルメリア、ブーゲンビリア、ハイビスカスなどを見られますよ〜

ココクレーター植物園のプルメリア

ココクレーターの入り口付近が大人気のプルメリアエリアとなっていて、実に100本を超えるプルメリアの木々を見学することができます。

プルメリアの森のようになっているので、その景色と香りに癒されるまさにパワースポットですね♪

特に5月~10月はプルメリアの花のシーズンですので、この時期にハワイを訪れたら是非寄ってみてくださいね。

開花の最盛期には園内に充満する甘い花の香りを楽しめますし、花が散り出すと、まるで足元が花びらの絨毯のようになります♪

ちなみにこのプルメリアの花、右耳にかけると独身、左耳にかけると結婚している、もしくは相手がいるという意味になります。

こちらはお店などでもよく見る、定番の黄色カラー!

ピンクと白と黄色の融合で最もカラフルなプルメリア!

真っ白で作り物のように綺麗なプルメリア!

赤の色が力強いプルメリア!

ココクレーター植物園のサボテン

ココクレーターでプルメリアと並んで人気なのがアリゾナを彷彿とさせるようなサボテンエリアでしょう!

この辺りはハワイ固有の植物やアメリカ本土のサボテン、アフリカサバンナに生息する植物などのエリアとなっています。

ハワイでサボテンというイメージはあまりないかと思いますが、小さくて丸いものから細長く巨大なものまで様々なサボテンを見ることができます。

ここまでは入り口から15分もあれば到着するので、ここまで見てから引き返すというのも1つの選択肢です。

ハワイらしからぬ風景ですが、その迫力は圧倒的ですよ〜♪

ココクレーター植物園の見どころ

一般的に観光として訪れて楽しいのは、プルメリアとサボテンのエリアだと思います!

あとはハイビスカスやブーゲンビリアなどカラフルな花も特徴的です。

でも植物が好きな方は、是非この先にも進んでみてください。

バオバブの木やハワイの固有種であるウィリウィリ、たくさんの種類のヤシの木などここでしか見られない植物がまだまだたくさんあります。

植物には興味がない、花をわざわざ見に行くのもね、という方もここは是非騙されたと思って訪れてみてくださいね。

思わず写真を撮りたくなってしまうような景色が広がります!

お散歩としても、パワースポット巡りとしても楽しめるはずですよ♪

ココクレーター植物園へ行けるツアー

「ガイドが専属でご案内!完全貸切りチャーターツアー」

ワイメアバレー (Waimea Valley)

ハワイやオアフ島の歴史、原住民の文化に触れることができるワイメアバレー(ワイメア渓谷)。

大自然が楽しめるノースショアの中で、気軽に野鳥や自然を散策できるトレッキングが人気です!

LOSTを始めとする数々の映画やドラマの撮影地にもなっているくらい圧倒的な自然が広がるので、楽しめること間違いなし♪

ハワイらしい雰囲気を感じられる自然公園&植物園でパワースポットとしても有名なので、ぜひ癒されに行きましょう!

ちなみにすぐ近くには、夏のシーズンは透明度抜群の海、冬のシーズンは巨大な波が楽しめる「ワイメアビーチ」があるのでこちらも要チェックですよ〜

ワイメアバレーは野鳥の宝庫

ワイメアバレーは大自然の雄大さに加え、多くの野鳥が生息していることが特徴です!

ハワイで見かけるほとんどの鳥はここで見ることができるので、ぜひ訪問した際は何種類の鳥を見れたか数えてみてくださいね。

ちなみに1番人気はやはり華やかな羽を広げてくれるクジャク♪

入り口付近の駐車場や、トイレ横の階段エリアでかなりの高確率で見ることができます。

でも、実はワイメアバレーでは確認されているだけでも20種類以上の鳥がいて、中には絶滅危惧種に登録されているバン(正式名:Hawaiian Moorhen)などもいます。

よく見る鳥は、ニワトリ(正式名:Junglefowl)とか白サギ(正式名:Cattle Egrets)、小さいハト(正式名:Zebra Doves)などです。

お客さんに「あの鳥は何ですか?」とよく聞かれるのは頭だけ赤いコウカンチョウ(正式名:Red-Crested Cardinals)ですが、実は全身が赤くてくちばし周りだけが黒いコウカンチョウ(正式名:Northern Cardinals)なんていうのもいるんですよ!

ワイメアバレーは世界レベルの植物園

園内は約5000種類の木々や花々がハワイの風と共に訪れた人々を暖かく迎えてくれる癒しの谷となっています。

別名「司祭の谷」とも呼ばれ、神が祀られたヘイアウ(礼拝堂、宗教施設)がところどころに点在していますので、パワースポットとしても知られています。

英語にはなってしまいますが、それぞれの木々には名前や説明も書いてあるので植物が好きな人は是非ゆっくり堪能してくださいね。

ちなみに「緑色の表札」は一般的に生息している木、「赤色の表札」は非常に珍しい、もしくは絶滅危惧の木を表しています!

また、ワイメアバレーはもともとハワイアンの村だった場所なので、自然の中にその当時の建物が再現されていて、過去にタイムスリップした気分になりますよ〜

現在は非営利団体が運営、保存活動を行い、原住民の暮らしを昔のままの形で展示し、ハワイの歴史・文化を伝る貴重な場所となっています。

ハワイの歴史や文化を学ぶだけではなく、世界でも有数の植物園として観光には最高のロケーションです!

ワイメアの滝は映画やドラマの雰囲気

園内の道を30分(約1.2km)ほどウォーキングしていくと、その先にはワイメアの滝があります。

マイナスイオンで満たされたとっても気持ちの良い場所です。

アメリカの人気テレビドラマ「LOST」を始めとして、様々な映画やドラマの撮影にも使われた滝壺ですので、そんな雰囲気に使ってみるのもいいですね!

ちなみにこちらの滝壺では泳ぐこともできます。

ノースショアでは冬のシーズンは波が大きくて、海で全く泳げない日もありますので、そんな日はワイメアバレーの滝壺で泳いでみてもいいかもしれません。

ワイメアバレーの絶景&観光

ワイメアバレーは川に沿って滝壺まで散策していくコースとなっています。

周りのエリアは携帯電話の電波も入らないくらいなので、ハワイの中でもど田舎の部類です。笑

散策中はとにかくずっと絶景を楽しむことができます。

その一方で道はしっかり舗装されていて歩きやすく、傾斜もほとんどないので観光地としてはとても優秀です!

フードコートやお土産店、移動用の園内バスなど設備も充実しています。

急げば所要時間は往復でも1時間程度ですが、2時間くらいでのんびり散策するのがおすすめですよ♪

大人気のノースショアファーマーズマーケット

毎週木曜日の午後2時からは地元のお店が並ぶファーマーズマーケットが開催されています。

ノースショアはオアフ島でも1番田舎エリアなので、ファーマーズマーケットが本当にローカル感が出ていていい感じです。笑

オーガニックな野菜、果物、蜂蜜、手作り品に加え、美味しい食べ物屋さんもたくさん出店しているのでお楽しみいただけること間違いなし!

せっかく訪れるならば木曜日に合わせてみてはいかがでしょう?

圧倒的な大自然、映画やドラマの撮影地巡り、たくさんの野鳥、ハワイの文化や歴史などたくさんの魅力があるスポットですので、是非癒されながら散策してみてくださいね。

ワイメアバレーへ行けるツアー

「オアフ島1日制覇!鉄板B級グルメ&人気観光スポット」
「ハワイの大自然を満喫!ノースショア&タンタラスの夜景」
「ガイドが専属でご案内!完全貸切りチャーターツアー」

ワヒアワ植物園 (Wahiawa Botanical Garden)

知る人ぞ知るハワイの穴場植物スポット、ワヒアワ植物園。

ワイアナエ山脈とコウラウ山脈に挟まれた高原地帯なので、年間通して雨の量が多く、たくさんの熱帯植物が生息しています。

園内は渓谷となっているのですが、歩く場所の高さによって雰囲気が変わります。

道が舗装されているアッパーエリアでは主にハワイの原生林、渓谷を降りた先のロワーエリアでは熱帯雨林のジャングルを楽しむことができます。

鳥のさえずりを聞きながら、のんびり散歩するには最高のロケーションです♪

ハワイの5大植物園の1つとなっているので、もし機会があったら訪れてみてくださいね。

ワヒアワ植物園のおすすめ植物

ハワイに数ある植物園の中で、ワヒアワ植物園にしかない特徴は熱帯植物の多さ!

特にシダ類、苔類などの熱帯雨林特有の植物は他の場所ではあまり見かけることができません。

ハワイアンキルトのデザインとしてよく使われるヘリコニアや唯一のハワイ原産であるロウルヤシ、標高の高い湿った場所でしかみられないハープウなど面白い植物が観察できます。

雨が多い場所なので蚊が多いということ、道が入り組んで迷路のような構造になっていることから、虫除けや歩きやすい靴などの準備はしていきましょう!

ロイヤルパームドライブのやしの木

植物園の外に出て1ブロックほど移動すると、ヤシの木が道の両側に並んでいる通りがあります。

こちらは、その名も「ロイヤルパームドライブ」!

なぜこんな道があるのかというと、ここには昔プランテーションマネージャー(現在で言うところの政府高官のような人物)が住んでいて、その豪邸へと続く道にヤシを植えたからだそうです。

今も昔も豪邸にはヤシの木が付き物なんですね。笑

植物園からはすぐ近くなので、是非こちらもチェックしてみてください。

ワヒアワ植物園へ行けるツアー

「ガイドが専属でご案内!完全貸切りチャーターツアー」