ハワイのカリヒという場所に工場を構える、ライオンコーヒーファクトリー。

ライオンコーヒーは最も知名度があり実績も規模もハワイ最大、パッケージ通りにコーヒーの王様です!

ハワイのお土産と言えば、チョコレートやマカダミアナッツも捨てがたいですが、コーヒーもとても人気があります。

ハワイは年間を通して暖かい気候なのと、火山の噴火によってできた弱酸性で鉄分を多く含んだ赤土なので、コーヒー栽培に最適な環境なんですね♪

ファクトリーではどのようにコーヒーを作っているか見学したり、コーヒーを試し飲みしたり、コーヒー好きにはとても人気な観光スポットとなっています!

ライオンコーヒーの歴史

ハワイにはたくさんのコーヒーブランドが存在するのですが、その中でも最も歴史が古く、知名度があるのがライオンコーヒーです。

元々は1864年にアメリカ・オハイオ州のトレドで生まれたブランドで、1890年代には世界のコーヒー会社では第2位となる地位と知名度を確立しました。

ただ、その後大きな社内トラブルが起こり、1950年代には会社が倒産することに。

その後、しばらくライオンコーヒーは市場から姿を消しますが、1979年にハワイの会社がライオンコーヒーを買い取ったことが大きな転機となりました!

ハワイ島で採れるコナコーヒーが「世界3大ブランドの1つ」になったり、ハワイを訪れる観光客にフレーバーコーヒーがヒットしたり、ハワイのブランドとして返り咲くことができたんですね♪

まぁライオンコーヒーの商品のほとんどはブラジル産とコロンビア産のブレンドではありますが。笑

1989年にはアメリカで急成長している会社500社の1つに選ばれるなど、その後の経営は順調です。

ちなみにライオンコーヒーとロイヤルコナコーヒー、ハワイアンアイランドティーの3つは、ハワイコーヒーカンパニーという1つの会社が運営しています。

その会社のある場所がライオンコーヒーファクトリーで、コーヒーが飲めるライオンカフェも併設されているんですね♪

ライオンコーヒーファクトリーの工場見学

工場見学ツアーは、平日(月曜日〜金曜日)の10:30~11:00、12:30~1:00で1日2回行われています。

日本人のスタッフさんが対応される日本語のツアーは10:30スタート!

12:30スタートのツアーは英語のみとなっておりますのでご注意ください。

特にアポイントは必要なく、ツアー開始の15分前くらいに到着していればOKです。

工場に着いたら、ショップの奥の方でファクトリーツアーの申し込みができます。

印刷されたシールを胸に貼り、ヘッドネットを被ればツアーの準備は万全♪

ツアー開始まで、工場内にあるカフェでいろんなフレーバーの試飲をしたり、ショップで商品を見たりして時間を潰しましょう!

ライオンコーヒーの見学レポート

今回は実際に工場見学をしてきたので、その詳細をレポートしたいと思います!

コーヒーがどっさりと積まれた工場倉庫

まず最初に工場の中に入ると、世界中から厳選されたコーヒー豆が倉庫に山のように積まれています。

ハワイコーヒーカンパニーは1864年創業(日本がまだ江戸時代だった頃)で、アメリカで最も歴史のあるコーヒー会社なので、その規模はハワイで採れたコーヒー豆だけにとどまりません。

ライオンコーヒーやロイヤルコナコーヒーがハワイで1番安いのはこれらの様々な国のコーヒー豆とブレンドされているからなんですね。

安くて美味しいコーヒーだから、ハワイの人気投票1位を獲得し続けているのかもしれません!

巨大な焙煎マシーン

コーヒー豆を巨大な円形のマシンに入れて、グルグル回しながら焙煎しています。

この時点でコーヒーの香ばしい香りが一面に♪

この焙煎をする時間がちょうど良いものが「ミディアムロースト」と言い、よく商品として見る茶色い色のコーヒー豆が出来上がります。

焙煎する時間を長くしていくと「ダークロースト」と言われる、より色の濃いコーヒー豆ができ、香りが強くなっていきます。

ハワイのコーヒーは焙煎時間が短い「ライトロースト」の商品もたくさんあります!

他にはコーヒー豆を干す方法でも商品が変わります!

コーヒーの実を採れたまま干す「ナチュラルプロセス」では味が濃くなり、深みが増します。

コーヒーの豆だけを取り出して干す「ウォッシュプロセス」では味がさっぱりして飲みやすいコーヒーになります。

同じコーヒー豆でもこれらの方法で全く違う商品になっていくんですね!

ちなみに焙煎方法や干し方だけではなく、フレーバーでの味付けもあります。

実はライオンコーヒーはバニラやチョコレートなどのフレーバーコーヒーが人気のブランドなんですね♪

大型のコーヒーグラインダー

味付けのプロセスが終了するとこちらの巨大なコーヒーミルで細かく丁寧に挽かれます。

このプロセスを除いて豆の状態のまま包装をする場合もあります!

コーヒー通の方は飲む直前にコーヒー豆を挽いて香りを楽しむのですが、普通は粉状のコーヒーを買うのが一般的なので、このステップを踏んでいます。

ここで封入するコーヒーの量を正確に分けています!

次々に商品が生産されるパッキングマシーン

グラインダーから繋がっているパッキングマシーンでは人の手を触れることなく、商品が封をされた状態で出来上がってきます。

すごい勢いで出来上がってくるコーヒーに、ダンボール梱包をするスタッフさんが忙しそうです!

販売量の多いブランドはやはりすごく、製造工程や衛生管理もシステムがすごくしっかりしていてすごいですね。

皆さんマスクや帽子もしっかりしていて、なんか日本っぽい雰囲気でした。笑

ハワイで消費されているコーヒーの約80%はハワイコーヒーカンパニーのコーヒーが使われていると言われています。

マクドナルドのようなファストフード店でも、ハレクラニホテルのような高級ホテルで出されるものでも、ハワイの多くの場所で提供されています。

作っている量が多いのと、システムが出来上がっているから、他のブランドと比べてもコスパがいいんですね♪

実は紅茶もハワイで人気

コーヒーだけではなく「ハワイアンアイランドティー」と言う紅茶にも力を入れています。

ライオンコーヒーと言えばほのかに香るスウィートフレーバーが特徴ですが、実は紅茶にもそのこだわりが反映されています!

どれもハワイらしいトロピカルなフレーバーばかりでこれがまた美味しい♪

コーヒーと同じように色々なショップで販売されています。

ライオンカフェでお土産をゲット

工場見学ツアーの最後には、コーヒーのサンプルがもらえます♪

無料で見学できて、お土産もあるなんてお得ですね!

ショップ内で使える10%オフのチケットももらえるので是非ショッピングも楽しんでください。

併設しているショップでは、ここでしか買えないフレーバーも置いているのでぜひお土産にどうぞ!

ライオンコーヒーファクトリーの基本情報

名称ライオンコーヒーファクトリー(Lion Coffee Factory)
住所1555 Kalani St, Honolulu, HI 96817
地図
営業時間6:30 〜 15:00
休日土曜日、日曜日
トイレあり
駐車場あり(無料)

ライオンコーヒーファクトリーへのおすすめ移動手段

ライオンコーヒーファクトリーへ行けるツアー

【ガイドが専属でご案内!完全貸切りチャーターツアー】

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