ハワイの島に伝わる伝説にある「魂が天に上がる場所」、カエナポイント。
絶滅危惧種のハワイアンモンクシールや野生のアホウドリなどにも会える、手付かずの大自然スポットです。
自然環境を守るため、自動車の乗り入れは禁止されていて、舗装された道もありません!
そのため辿り着くのがかなり大変ですが、とにかく自然が豊かなのでローカルにも親しまれているトレッキングコースとなっています。
ノースショアと西海岸のどちらからでもアクセス可能で、ノースショアの「モクレイアビーチパーク」からでも、西海岸の「ヨコハマベイ」からでも往復約10キロ程度。
一般的には舗装道路の終わりまで車で行きやすく、景色もダイナミックな西海岸からのルートが人気です。
ハワイで最も昔からのハワイを残しているので、珍しい場所を探している方にはとてもおすすめです♪
カエナポイントの道のり

カエナポイントは溶岩が固まったごつごつした岩場の道があったり、途中上り下りをしなくていけない場所があったりはしますが、基本的にはずっと平坦な道のりです。
舗装こそされておりませんがとても歩きやすい道で、大人の足でだいたい往復約2~3時間程度となります。
雨が降っていると道がだいぶぬかるみますので、その時は少し難易度が上がります。
歩きやすい靴と、日差しをよける帽子、日焼け止め、水分と十分に準備が必要です。
なお、エリア的に最も車上荒らしなどの治安が悪い場所なので、車に貴重品は絶対残さないようにしましょう!
カエナポイントは海鳥の保護区域

西海岸の先端に近づくと、アホウドリの生育地が広がっています。
野生の動物が入れないように一帯をフェンスで囲っています。
人間はゲートから中に立ち入ることができるようになっています。
フェンスの中がカエナポイントと呼ばれる場所で、1年を通してアホウドリを観察することができます。
その中でも営巣シーズンは11月〜7月頃となっていて、また11月〜4月であればクジラも見れる可能性が高いので、暑い夏よりも冬に訪れるのがおすすめのスポットです。
ヒナを育てるアホウドリの可愛い姿がたっぷり見れますよ♪
カエナポイントのハワイアンモンクシール

カエナポイントの浜辺では世界に約1400頭しかいない絶滅危惧種のハワイアンモンクシールに高確率で出会うことができます。
オアフ島周辺にはそのうち400頭ほどが生息しているのですが、個体数があまりにも少ないのでなかなか出会えるものではありません。
ところが、このカエナポイントには本当によくハワイアンモンクシールがやってきます。
私の経験でもカエナポイントを訪れた時に、ほとんど毎回出会うことができていますよ♪
ちなみにハワイアンモンクシールは夜行性なので夜は海で過ごし、日中は浜辺で寝ています。
寝顔がとても癒されるので、1時間以上かけて歩いて、ハワイアンモンクシールに出会えた時は疲れも吹き飛びます。笑
カエナポイントピルボックスも要チェック

カエナポイントでの散策を終えて、ここからまた長い道のりを歩いていく最初に見える景色。
この山の上から海を見下ろす景色も見てみたくなるかもしれません!
実はここも観光スポットの1つである、カエナポイントピルボックス♪
片道約1時間歩いてもまだ余裕があれば、是非挑戦してみてください。
カエナポイント入り口のゲートから登って、片道約30分の道のりです。
なお、カエナポイントピルボックスに関しては別記事にてご紹介しておりますので、必要な方はご確認ください。
カエナポイントの基本情報
| 名称 | カエナポイント(Kaena Point) |
| 住所 | 1249 Farrington Hwy, Waialua, HI 96791 |
| 地図 | |
| 営業時間 | 24時間 |
| 休日 | なし |
| 所要時間 | 約2時間~ |
| トイレ | なし(ヨコハマベイのトイレが最終です) |
| 駐車場 | あり(無料) |
| URL | 公式サイト |
カエナポイントへ行けるツアー
ガイドが専属でご案内!完全貸切りチャーターツアー
※こちらのスポットはハワイの州立公園のルールにより入場に特別なライセンスが必要となります。ご訪問をご希望の場合は商用車が立ち入りできる場所より15分ほど歩いてアクセスしていただく必要がございます。
