最安の料金ながらオアフ島全土をほぼ網羅している公共交通機関、ザ・バス。
ローカル向けで観光客には少しハードルが高いと思われがちですが、ルールを知ってしまえば簡単!
上手に使うことができれば、行動範囲が一気に広がるだけでなく、お財布にも優しいですよ♪
そんなザ・バスの使いこなし方やお得情報、おすすめなエリアなどを徹底解説します。
ザ・バスの料金

まず気になるところは、ずばりザ・バスの料金でしょう!
「現金で払う場合」と「ホロカードという交通系ICカードで払う場合」の2通りがあります。
現金払いの場合
| 大人(18歳以上) | 3ドル |
| シニア(65歳以上) ※シニア用ホロカードの提示で割引適用。 | 1.25ドル |
| 子ども(6~17歳) ※ユース用ホロカードの提示で割引適用。 | 1.5ドル |
| 5歳以下 | 料金を支払っている大人1人につき1人まで無料 |
割引を受ける場合は、専用のホロカードを忘れないように気を付けましょう。
ちなみに料金はどれだけ乗ったとしても、1回あたりの均一料金となっています。
乗車時に運転席横の料金箱に支払いをすればOKですが、両替機やお釣りという概念がないのでぴったりのお金を準備しておく必要があります。
ホロカード払いの場合
ホロカードで支払いをする場合も、1回の乗車であれば現金払いと同じ料金です。
乗車時に運転席横にあるカードリーダーにタップすればOK!
65歳以上はシニア用ホロカード、6~17歳はユース用ホロカードをタップすることで自動的に割引料金になります。
残高が足りないとエラー音がなって乗車許可が降りないので、残高を常に入れておくこと、自動チャージ設定をしておくことをおすすめします。
ザ・バスのホロカードを完全解説

1度作ってしまえばチャージするだけで何回でも使うことができるホロカード。
現金払いよりもお得な要素が多いので、上手に使いこなしましょう。
ホロカードはどこで作れる?チャージは?
ホロカードは、スカイラインの駅にある自動販売機や提携小売店(ABCストアなど)で購入可能です。
割引料金対象(シニア、ユース、障がい者、メディケア利用者など)は、専用窓口であるトランジット・パス・オフィスでの申請・発行が必要です。
オンラインでカードを注文して郵送してもらうことも可能ですがホテルは対象外なので、観光の場合はABCストアで購入するのが一般的です。
ちなみにカードの価格は1枚あたり$2となっています。
チャージ方法は、公式サイト( holocard.net )でのクレジットカード払い、電話(808-768-4656)、小売店(コンビニやスーパーなど)での現金払い、スカイライン駅の券売機での残高チャージがあります。
意外とめんどくさいので、ABCストアでカードを買ってそのままチャージしてしまうのがおすすめです!
ホロカードなら2時間半乗り放題
乗車時にホロカードで支払いをすると、その時刻から2時間半の間、ザ・バスのすべての路線が無料で乗り放題になります。
別の路線に乗り換えても大丈夫ですし、同じ路線の復路に乗車しても追加料金はかかりません♪
つまり、ザ・バスに乗ってスーパーに行くとしたら、行きに乗車した時刻~帰りに乗車した時刻が2時間半以内であれば、片道分の料金しか請求されないということになります。
これを上手に使えれば、とってもお得に出かけることができますね。
ホロカード払いなら1日の最大料金が決まっている
| 大人(18歳以上) | 1日最大7.5ドル |
| シニア(65歳以上) | 1日最大3ドル |
| 子ども(6~17歳) | 1日最大3.75ドル |
実はホロカードの場合、1日に複数回バスに乗ったとしても、最大料金が設定されています!
あちらこちらを移動していたら2時間半以内乗り放題が2回過ぎてしまっていたというような状況でも、3回目の料金は上記の金額との差額しか請求されないことになります。
加えて、その後の乗車は何回乗っても実質無料、乗り放題になるというわけです。
現金払いだとバスに乗る度に料金がかかってくるので、ここは大きな違いですね!
身分証明書にもなるシニア用ホロカード
シニア用ホロカードは写真付きなので身分証明書として使うこともできます。
美術館などで年齢確認をするときや、各ショップのシニア割引を利用したい時などに、シニア用ホロカードを見せるだけOKです!
またドンキホーテやフードランドでは曜日限定でシニア割引を実施していたり、たくさんのお得があります。
シニア割引は観光地では特に大きく設定されていることも多いので、ザ・バスを使わなくても持っておく価値がありますよ♪
ザ・バスの乗り方

たかがバスでも、国によってそれぞれルールが違うので、その辺りも解説したいと思います。
ここでご紹介する基本さえ押さえておけばどの路線に乗っても大丈夫なので、参考にしてみてくださいね。
➀バス停でバスを待つ
道路沿いの電柱などに取り付けられているTheBusと書かれた黄色い看板が目印です。
ザ・バスのベンチなどもよくあるのですが、これは場所によるので、看板を目印にしましょう。
看板の下にバスのルート番号も書かれているので、自分の乗りたいバスか確認が必要です。
ちなみにザ・バスには一応時刻表はありますが、ほとんど時間通りには来ません。笑
のんびり構えて待つも良しですが、「DaBus2」というアプリをダウンロードすると、自分の乗りたいバスの現在地をGPSで調べることができますよ♪
②バスに乗車する
バスの正面上部もしくは乗車口の横にある電工表示板で行き先を確認してから乗車しましょう。
よく分からなかったらドライバーに目的地を告げて、確認してから乗車すると安心です♪
同じ道路で方向が逆向きに走っていますので、勘で乗ると反対に行ってしまうのはあるあるです。笑
ハワイのドライバーは観光客慣れしているので、行き先を告げておくと、親切についた時に教えてくれるようになります!
③目的地で降車する
降りるときはボタンを押すのではなく、窓に貼られたロープを引っぱります。
誰もロープを引かないとそのバス停は通過してしまうので、降りる場所は事前に調べておくと安心です。
GPSなどで位置情報と目的地が分かると、降りる場所を間違える可能性がかなり減ります。
なお、降車は前からでも後ろからでも大丈夫ですが、自動で開かない場合はドア上部の緑のランプが点灯してからドアのバーに触れると開きます。
④違う路線に乗り換える
1回の乗車で目的地に着けないルートの場合は途中で乗り換える必要があります。
現金払いの場合のトランスファーチケットは無くなったため、乗車の度に料金の支払いが必要となります。
ホロカードの場合は2時間半以内にカードリーダーにタッチすれば無料となります。
ハワイでは乗り換えないといけない場所が多いので、ホロカードを取得しておくのがおすすめです!
ザ・バスに乗る際の注意事項

ザ・バスを利用する際の注意事項についても簡単にご紹介します。
基本的なマナーも多いですが、意外と知らないこともあるのでチェックしてみてください。
車内は飲食・喫煙は禁止
車内での飲食や喫煙は禁止されています。
テイクアウトしたドリンクは必ず飲み切って、ゴミも処分してから乗車するようにしましょう。
バス停には多くの場合でゴミ箱が設置されています。
大型荷物は持ち込み制限あり
膝の上に置けない大型の荷物は基本的に持ち込み禁止となります。
サーフボードやスーツケース、ゴルフバッグなどは乗車拒否となりますので気を付けてください。
ベビーカーや車椅子などは問題ありません!
優先座席には座らない
バスの前方にある優先座席は、お年寄りや体の不自由な人、妊娠をしている人のために席となります。
普通の席として座ること自体は禁止されているわけではありませんが、席が必要な方が乗車された場合はすぐに譲るようにしましょう。
ザ・バスを使いこなすコツ

実は、ザ・バスのルートは知らない間にマイナーチェンジされることも多いです。
綿密に下調べをしても実際に乗ろうとしたら変わってしまっていた!ということもしばしば。
なので、個別ルートを調べるのではなく、ルート検索のやり方を知っておくことが失敗しないコツです。
公式ホームページで検索する
まず始めに、公式ホームページからルート検索を行う方法をご紹介します。
- ザ・バスの公式ホームページを開く。
- トップページにある「Plan Your Trip」を開く。
- ルートの検索画面が出てくるので、「Start」に出発地、「Destination」に目的地、「Date」にバスに乗る日の日付、「Time」に出発時刻を入力する。
- 入力が完了したら「Get Directions」を押す。
- 自動的に最短ルートが検索され、Googleマップ上に表示される。
この方法だと現在地からバス停まで、バス停から目的地までのルートもGoogleマップ上に表示されることがメリットです。
また、ホテル名や施設名、住所が分かっていれば検索できるので、いちいちバスの停留所を調べる必要もありません。
専用アプリDaBus2をダウンロードする
次にご紹介するのは、ザ・バスの専用アプリ「DaBus2」からルート検索を行う方法です。
- 専用アプリのDaBus2を開く。(「iOS(iPhone)版」「Android版」)
- 画面下部にある選択肢の中から「検索」を開く。
- 「ストリート名」「バス停ナンバー」「ルートナンバー」「終着地」「マップ」のいずれかから、自分が分かるものを選択し、検索を行う。
- マップ上に停留所とルートが表示される。
アプリのルート検索だと自分の乗りたいバスの現在地がマップ上に表示されることがメリットです。
自分の乗りたいバスが来なくて不安になったりイライラしたりすることが無くなります。笑
その代わり、施設名から検索することはできないので、使いこなすには多少慣れが必要です。
公式サイトでルート検索をして自分の乗るバスのナンバーやルートを確認してから、アプリでそのナンバーのバスを検索するというやり方が最も便利かもしれません。
ザ・バスを使いたいおすすめエリア&観光スポット

最後に、オアフ島全土を網羅しているザ・バスですが、利用しやすい場所をご紹介します。
1日かけて島を一周することもできるのですが、基本的にザ・バスは時間がかかるのと、車内がかなり寒いので、近場のエリアがおすすめです!
ダウンタウンエリア
ハワイ王朝ゆかりの歴史的建造物やハワイ出雲大社、有名なカメハメハ大王像があるエリア。
ダウンタウンは中華料理、韓国料理、ベトナム料理などの名店が集まっていて、絶品のアジアングルメが楽しめる場所です。
定番の大型店よりも、オーナーのこだわりが光るローカルブティックが多いことも特徴です♪
カイムキエリア
一気にローカルらしい雰囲気になり、超人気グルメが点在しているエリア。
ハワイNo.1のマラサダ店であるレナーズや、フルーツたっぷりのパンケーキが人気のカフェカイラ、リリコイパンケーキが名物のモケズなど、様々な行列店がひしめき合っています。
価格も安くて穴場感が満載のおすすめスポットです♪
マノアエリア
ワイキキから近いのにハワイらしい大自然を満喫できるエリア。
ジュラシックパークのロケ地でもあるマノアフォールズやハワイ大学、緑のスターバックス、穴場のプレートランチやカフェなどが集まるスポットです!
早く閉まるお店が多いので、午前中にマノアフォールズのトレッキングを楽しんでからランチを食べてワイキキに戻るというプランがおすすめ♪
東海岸エリア
絶景スポットが広がりドライブをしているだけでも気持ちがいい海岸沿いのエリア。
お金持ちエリアであるハワイカイや人気ビーチのハナウマ湾、潮吹き岩、シーライフパークなど観光に最適なスポットが集まっています。
ワイキキからもそこまで遠くないので、半日だけ遊びたいなどのプランには最適です♪
