ハワイの中では都会であるオアフ島で大自然を感じられる場所と言えば植物園でしょう!
植物園は珍しい野鳥や植物を観察するには最高の場所で、自然の公園や田舎エリアよりもおすすめです。
こちらの記事では、アロアロトラベルのツアーガイドがおすすめするハワイの人気植物園を5つにまとめて紹介しています!
どこもハワイらしさがたっぷりと残っている場所ばかりなので、より自然に近い雰囲気を楽しむことができるはず♪
特におすすめの植物園をまとめてみたので、ぜひハワイ旅行の参考にしてみてくださいね。
ココクレーター植物園 (Koko Crater Botanical Garden)
世界中の様々な種類の花を楽しめるハワイの穴場パワースポット、ココクレーター植物園!
今も活発に噴火を続けているハワイ島のキラウエア火山は有名ですが、元々はオアフ島のダイアモンドヘッドもココクレーターも、10万年以上昔は火山活動をしていました。
その噴火口がクレーターになっていて、約4万年前に現在の形になったと言われています。
そんな地球のパワーを肌で感じることができるパワースポットがココクレーター植物園で、オアフ島の植物園で2番目の規模を誇りながら、なんと無料で入場することができます♪
プルメリアやブーゲンビリア、ハイビスカスなどのハワイらしい花々、ここでしか見られない植物やサボテンなど、たっぷりと楽しめるおすすめスポットです!
ココクレーター植物園のコース
ココクレーター植物園はクレーターの内部に作られた植物園で、全体的にウォーキングコースとして整備されています。
入り口には園内マップ(ポストの中に入っています)があるので必要に応じてゲットしましょう!
また、クレーターができた歴史や園内で見ることができる植物などが書かれた案内もあります♪
園内の順路を全て歩くと約2マイル(3.2km)、約1時間程度の道のりとなっていて、ハワイ産のものはもちろん、アフリカやアジアなど世界中の様々な木々を見ることができます。
入り口付近をぐるっと1周するだけならば15分から20分程度で見学することができます。
それでも、プルメリア、ブーゲンビリア、ハイビスカスなどがたっぷり楽しめます!
ココクレーター植物園のプルメリア
ココクレーターの1番人気はプルメリアエリアとなっていて、実に100本を超えるプルメリアの木々を見学することができます。
プルメリアの森のようになっているので、その景色と香りに癒されるまさにパワースポットですね!
特に5月~10月はプルメリアの花のシーズンですので、この時期にハワイを訪れたら是非寄ってみてください♪
開花の最盛期には園内に充満する甘い花の香りを楽しめますし、花が散り出すと、まるで足元が花びらの絨毯のようになります。
こちらはお店などでもよく見る、定番の黄色カラー!
ピンクと白と黄色の融合で最もカラフルなプルメリア!
真っ白で作り物のように綺麗なプルメリア!
赤の色が力強いプルメリア!
目線の高さくらいでたっぷり咲いているので、写真を撮るには最高です。
ちなみにこのプルメリア、女性がよく耳にかけていますが、右耳だと独身、左耳だと結婚している、もしくは相手がいるという意味になりますよ♪
ココクレーター植物園のサボテン
ココクレーターでプルメリアと並んで人気エリアとなっているのは、アリゾナを彷彿とさせるようなサボテンでしょう!
この辺りはハワイ固有の植物やアメリカ本土のサボテン、アフリカのサバンナに生息する植物などが見られるエリアとなっています。
ハワイではあまりサボテンというイメージはないかも知れませんが、実は小さくて丸いものから細長く巨大なものまで様々なサボテンを見ることができます。
入り口からは少し離れたエリアですが、それでも15分も歩けば到着するので、ここまで見てから引き返すというのも1つの選択肢です。
ハワイらしからぬ風景ですが、その迫力は圧倒的ですよ♪
ココクレーター植物園のその他のエリア
一般的に観光として訪れる場合のハイライトはプルメリアとサボテンのエリアですが、その他にもたくさんの魅力的なエリアが存在します。
ハワイには独自の進化を遂げた固有種がとても多いので、植物好きな方にはたまらない景色の連続になると思います♪
特にバオバブの木やハワイの固有種であるウィリウィリ、様々な種類のヤシの木などここでしか見られない植物はおすすめです!
お散歩やパワースポット巡りをしながらハワイの大自然を感じてみてくださいね♪
ココクレーター植物園へ行けるツアー
フォスター植物園 (Foster Botanical Garden)
1万種類以上の熱帯植物が咲き乱れるホノルル最大のボタニカルガーデン、フォスター植物園。
ダウンタウンエリアで迫力のある大自然を楽しむことができる、都会のオアシスです。
入園時には入口で「日本語のパンフレット」がもらえるので、それを持っていくとより詳細が分かって楽しくなると思います♪
ハワイの固有種はもちろん、絶滅危惧種に指定されているものや野生では生息していない希少なものなどたくさんの植物があります。
敷地面積は広くはないものの、園内は綺麗に手入れされているので雰囲気も良く、心がたっぷり癒される場所です!
フォスター植物園の人気植物
ハワイの他の植物園と比べても圧倒的に植物の種類が多いのがフォスター植物園の特徴です。
パンフレットに掲載されている植物や庭園内の人気エリアを中心に、おすすめも含めていくつかご紹介したいと思います!
インパクト抜群のキャノンボールツリー
まずは1度見たら忘れられない印象を残す、キャノンボールツリーです。
日本語ではホウガンノキ(砲丸の木)と言います。
名前のとおり本当に砲丸くらいのずっしりした実がたくさんついています。
何故にこんなにたくさん、こんな大きな実がついているのか、不思議な木もあるものです!
ちなみに木の実を割ると、さらに硬い殻がもう1段階。
その中はアボカドのような緑色の実になっていて、匂いは激臭です。笑
実は食べることもできる実なんですよ♪
世界最大の高さを誇るカリブダイオウヤシ
世界で最も背が高いと言われる種類のヤシの木がこちらのカリブダイオウヤシ。
その全長は50〜60mもあり、現在でもまだ成長し続けています。
てっぺんまで見上げると首が痛くなるくらい高く伸びていて、風で折れないのかと心配になるくらい細長いです。
ハワイと言ったらヤシの木をイメージする人も多いと思うので、ぜひ世界最大のヤシの木を楽しんでくださいね♪
ちなみにハワイにはたくさんの種類のヤシの木があり、それぞれが全く違う姿をしています。
フォスター植物園では、世界最大の種子(大きいもので約22kg)が取れる絶滅危惧種のダブルココナッツ、ハワイ原産で絶滅危惧種指定されているラウル(ウチワヤシ)、アフリカ原産でアメリカ最大の木であるエダウチヤシなどが見られます!
その他の要チェック植物
園内のすべての植物を見るのはとても大変なので、これは押さえておきたいという印象的な植物もいくつかご紹介します。
- 仏が悟りを開いたとして崇拝されている菩提樹
- 造船に使われる45m以上にもなる巨大なクイーンズランドカウリ
- 重さ約9kgにもなる細長い果物がなるソーセージの木
- 食材として人気のマカダミアナッツ・サツマイモ・パンの木・黒胡椒・ジャックフルーツ
- カラフルでつるつるしているレインボーツリー
- 2000年以上の樹齢のものも存在するバオバブの大木
ここでしか見られない植物やハワイの特徴的な植物ばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
フォスター植物園の歴史
フォスター植物園は歴史も古く、1853年にカメハメハ大王の妃であるカラマ女王の屋敷をドイツ人医師が購入し、木を植え始めたのが始まりと言われています。
この医師がフォスターという名前だったかというと実はそうではありません。笑
約30年後の1884年にアメリカ人のフォスター夫妻が買い取り、妻の死後にホノルル市に寄贈されたのですが、その敬意を払ってフォスター植物園という名前になっています。
1つの家の庭と考えたらものすごく巨大ですよね♪
その後世界中から集めた木を植えていき、拡張されて今の姿となりました。
ちなみにこちらの大仏は日本人移民100周年を記念して1968年に神奈川県から寄贈された鎌倉の大仏のレプリカです!
フォスター植物園へ行けるツアー
ホオマルヒア植物園 (Ho’omaluhia Botanical Garden)
ハワイ最大の絶景ボタニカルガーデン、ホオマルヒア植物園。
コウラウ山脈の北麓に位置し、その面積は1.6平方キロメートルという非常に広大な敷地となっています!
ハワイの植物はもちろん、フィリピン、アフリカ、スリランカ、インド、ポリネシア、メラネシア、マレーシア、熱帯アメリカ各地原産の植物などたくさんの植物を見学することができます。
ちなみにホオマルヒアはハワイ語で「安らぎを与える、守る」という意味で、その名の通り雄大な自然に守られ、安らぐ雰囲気を感じること間違いなしのスポットです♪
ホノルル市が管理している施設のため、ほとんどのアクティビティが無料となっています。
穴場ですが絶景を楽しんだり、釣りやキャンプをしたり、様々なことが楽しめます!
ホオマルヒア植物園の釣り堀
ホオマルヒア植物園にはハワイで唯一にして広大な無料釣り堀があります♪
土曜日と日曜日の10〜14時という短い時間の限定ですが、釣竿もビジターセンターで無料で借りることができ、魚も入れ食いです。笑
ちなみにこちらの赤いカラーが特徴のお魚(レッドデビル)が1番よく釣れるます。
他にもコイやピーコックバスなど色々な種類のお魚がいます。
コツを掴むと1時間で10匹くらいは余裕で釣れるようになりますよ♪
キャッチ&リリースなので、釣りを楽しんだ後はしっかり逃がしてあげてくださいね。
釣り堀の反対側は釣り禁止エリアですが、こんな感じで大量の魚や鳥、マングースたちに餌付けができます。
パンをたくさん買っていって餌やりをしてみましょう!
特に子供達は大喜びすること間違いなしです。
ちなみに天気が変わりやすく雨が多い地域なので、カッパなどの雨具の準備はもちろん、虫よけの対策をしていくことをおすすめします。
ホオマルヒア植物園で大自然キャンプ
こんな最高な大自然ですが、実は週末はキャンプをすることもできます。
ハワイ在住者でなくてもキャンプはできるのですが、その場合は事前に許可が必要なので、興味がある方はホノルル州のホームページから申し込みをしてみてくださいね。
ちなみに食べ物を出しっぱなしにしているとブタや鳥、マングースなどの野生動物が持って行ってしまうこともあるので、厳重に保管するようにしましょう!
ホオマルヒア植物園へ行けるツアー
【ガイドが専属でご案内!完全貸切りチャーターツアー】
※こちらのスポットはハワイの州立公園のルールにより特別なライセンスが必要となります。ご訪問をご希望の場合は事前に一度お問い合わせください。
ワイメアバレー (Waimea Valley)
ハワイの歴史や原住民の文化に触れることができる植物園、ワイメアバレー(ワイメア渓谷)。
大自然が楽しめるノースショアの中で、気軽に野鳥や自然を散策できるトレッキングが人気です!
LOSTを始めとする数々の映画やドラマの撮影地にもなっており、どこまでも圧倒的な自然が広がります♪
ハワイの木々や鳥などの固有種がとても多い自然公園でもあるのでパワースポットとしても有名です。
ちなみにすぐ近くには、夏のシーズンは透明度抜群の海、冬のシーズンは巨大な波が楽しめる「ワイメアビーチ」があるのでこちらも要チェックですよ♪
ワイメアバレーは野鳥の宝庫
ワイメアバレーは大自然の雄大さに加え、多くの野鳥が生息していることが特徴です!
ハワイで見かけるほとんどの鳥はここで見ることができるので、ぜひ訪問した際は何種類の鳥を見れたか数えてみてくださいね。
ちなみに1番人気はやはり華やかな羽を広げてくれるクジャクです♪
入り口付近の駐車場や、トイレ横の階段エリアでかなりの高確率で見ることができます。
でも、実はワイメアバレーでは確認されているだけでも20種類以上の鳥がいて、中には絶滅危惧種に登録されているバン(正式名:Hawaiian Moorhen)などもいます。
よく見かける鳥は、ニワトリ(正式名:Junglefowl)や白サギ(正式名:Cattle Egrets)、小さいハト(正式名:Zebra Doves)、頭だけ赤いコウカンチョウ(正式名:Red-Crested Cardinals)、全身が赤くてくちばし周りだけが黒いコウカンチョウ(正式名:Northern Cardinals)などです!
ワイメアバレーは世界レベルの植物園
園内は約5000種類の木々や花々がハワイの風と共に訪れた人々を暖かく迎えてくれる癒しの谷となっています♪
別名「司祭の谷」とも呼ばれ、神が祀られたヘイアウ(礼拝堂、宗教施設)もところどころに点在しています。
英語にはなってしまいますが、それぞれの木々には名前や説明も書いてあり、「緑色の表札」は一般的に生息している木、「赤色の表札」は非常に珍しい、もしくは絶滅危惧の木を表しています!
また、ワイメアバレーはもともとハワイアンの村だった場所なので、自然の中にその当時の建物が再現されていて、過去にタイムスリップした気分になりますよ♪
現在は非営利団体が運営や保存活動を行い、原住民の暮らしを昔のままの形で展示し、ハワイの歴史・文化を伝る貴重な場所となっています。
ハワイの歴史や文化を学ぶだけではなく、世界でも有数の植物園として観光には最高のロケーションです!
ワイメアバレーの目玉は滝
園内の道を30分(約1.2km)ほどウォーキングしていくと、その先にはワイメアの滝があります。
マイナスイオンで満たされたとっても気持ちの良い場所です。
アメリカの人気テレビドラマ「LOST」を始めとして、様々な映画やドラマの撮影にも使われた滝壺なので、そんな雰囲気も味わえるかも?
ちなみにこちらの滝壺では泳ぐことも人気で、水があるシーズンであれば多くの人がのんびりと水泳を楽しんでいます。
ノースショアでは冬のシーズンは波が大きくて海で泳げない日もありますので、そんな日はワイメアバレーの滝壺で泳ぐのもいいかもしれません。
ワイメアバレーの絶景&観光
ワイメアバレーは川に沿って滝壺まで散策していく片道30分くらいのコースとなっています。
周りのエリアは携帯電話の電波も入らないので、ハワイの中でもど田舎の部類です。笑
散策中はとにかくずっと絶景を楽しむことができます。
その一方で道はしっかり舗装されていて歩きやすく、傾斜もほとんどないので観光地としてはとても優秀です!
フードコートやお土産店、移動用の園内バスなど設備も充実しています。
所要時間は往復でも1時間程度ですが、2時間くらいかけてのんびり散策するのがおすすめですよ♪
大人気のノースショアファーマーズマーケット
毎週木曜日の午後2時からは地元のお店が並ぶファーマーズマーケットが開催されています。
ノースショアは農園の多い田舎エリアなので、ファーマーズマーケットにローカル感が出ていていい感じです。笑
オーガニックな野菜、果物、蜂蜜、手作り品に加え、美味しい食べ物屋さんもたくさん出店しているのでお楽しみいただけること間違いなし!
せっかく訪れるならば木曜日に合わせてみてはいかがでしょう?
圧倒的な大自然、映画やドラマの撮影地巡り、たくさんの野鳥、ハワイの文化や歴史などたくさんの魅力があるスポットですので、是非癒されながら散策してみてくださいね。
ワイメアバレーへ行けるツアー
【オアフ島1日制覇!鉄板B級グルメ&人気観光スポット】
【ハワイの大自然を満喫!ノースショア&タンタラスの夜景】
【ガイドが専属でご案内!完全貸切りチャーターツアー】
ワヒアワ植物園 (Wahiawa Botanical Garden)
ハワイの5大植物園の1つでありながら穴場らしい雰囲気が楽しめる植物の宝庫、ワヒアワ植物園。
園内は渓谷となっているのですが、歩く場所の高さによって雰囲気が変わります。
道が舗装されているアッパーエリアでは主にハワイの原生林、渓谷を降りた先のロワーエリアでは熱帯雨林のジャングルを楽しむことができます!
ワイアナエ山脈とコウラウ山脈に挟まれた高原地帯なので、年間通して雨の量が多く、たくさんの熱帯植物が生息しています。
鳥のさえずりを聞きながら、のんびり散歩するには最高のロケーションです♪
ワヒアワ植物園のおすすめ植物
ハワイに数ある植物園の中でワヒアワ植物園にしかない特徴を挙げるならば、それは熱帯植物の多さで間違い無いでしょう!
特にシダ類、苔類などの熱帯雨林特有の植物はハワイの他の場所ではあまり見かけることができません。
ハワイアンキルトのデザインとしてよく使われるヘリコニアやハワイ原産であるロウルヤシ、標高の高い湿った場所でしかみられないハープウなど面白い植物が観察できます。
雨が多い場所なので蚊が多いということ、道が入り組んで迷路のような構造になっていることから、虫除けや歩きやすい靴などの準備はしていきましょう!
ロイヤルパームドライブのやしの木
植物園の外に出て1ブロックほど移動すると、ヤシの木が道の両側に並んでいる通りがあります。
こちらは知る人ぞ知る通りで、「ロイヤルパームドライブ」という素敵な名前になっています♪
なぜこんな道があるのかというと、ここには昔プランテーションマネージャー(現在で言うところの政府高官のような人物)が住んでいて、その豪邸へと続く道にヤシを植えたからです。
今も昔も豪邸にはヤシの木が付き物なんですね。笑
植物園からはすぐ近くなので、是非こちらも合わせてチェックしてみてください。