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アロハ!

アロアロトラベルのゴウです。

ハワイに住んでいると、お店の移り変わりが激しいことにいつも驚きます。

「あ、新しいお店ができたなぁ〜」と思っていると、すぐに無くなってしまう。

しかも安くてお気に入りのお店ばっかり。。。泣

なんでも話によるとハワイでビジネスを展開した企業の約90%が、5年以内に撤退しているそうです。

当たり前ですが、どこも厳しいですね。

では、なぜこのようなことが起こってしまうのか?

私もハワイでビジネスをしているので、こういうことにはとても興味があって、いろいろな企業のやり方を勉強させていただいてます。

ということで、今日はそんな観点から見えてきた、残念ながら失敗をしてしまった企業に共通している点を考察してみたいと思います。

ちょっと真面目なトピックです。

これから、ハワイ(アメリカ)での事業展開を計画している人の参考になれば幸いです。

1、高い保険料を計算に入れていない

「アメリカは保険の代金を支払う為に働く。」と言われるほど、日本よりも色々な保険の出費が大きいです。

特にハワイ州では労働者の権利が強く保護されているので、雇用者は労働者のために手厚い保険に加入しなくてはなりません。

また裁判大国アメリカだけあって、「女という理由で解雇された!」などで訴えられてしまうケースもあり、解雇時訴えられた時の保険もあったりします。

かけてなくてもいいけど、いざという時のためにがっつり保険をかけておかないと危ない。

自己責任の国、アメリカ。やっぱ怖いです。。。

ハワイでは保険の料金を押さえる為に、パートタイムで働く人の採用率がとても高いですが、そうすると良い人材を採用できない。

なかなかの悪循環になってしまいます。

人件費よりも保険に悩まされてしまうなんてケースも意外と多いんです!

2、一等地への出店を気にしてレント費用にお金をかけすぎる

ワイキキでの店舗のレント代はどこもびっくりするくらい高いです。

世界中からトップブランドが集結しているワイキキですから仕方ないのかもしれませんが。。。

ちなみに、アラモアナショッピングセンターでよく見かける通りの中央に出ている小さいブース。

あのお店の1コーナーが月8000ドルの出店料です!!!

そりゃないだろ〜!

日本じゃ月3万くらいじゃないの〜?

しかもそんなに売れてなさそうなのに、経営大丈夫なのかな?といつも思っています。笑

ちなみにハワイには住居としてもオフィスとしても使えるビルディングがアラモアナとダウンタウンにそれぞれ1つずつあるのですが、店舗でなければここを使うか、郊外の安い物件を探さないと私だったらとてもやってられないですね。

本当にハワイでお店をやっている人はメンタル強靭だなとつくづく尊敬しています。

ぼったくりのお店が残って、良心的なお店がどんどん潰れてしまう理由は、このレントの異常なインプレが間違いなくあります。

余談ですが、ハワイの物件探しでおすすめのサイトは以下の2つです。

ループネット(商用物件専門) → LoopNet
クレイグスリスト(クラシファイド) → craigslist

3、不動産投資目的のために事業をする

ハワイは多くの人にとって住みたい場所!

ハワイに住む為に事業展開をしてビザを発行するという人も多いです。

その中で一番手っ取り早いものが不動産投資。

物件を貸し続けたり、その物件を利用して事業を成功できればいいのですが、なかなかに外部には厳しいハワイの方々。

どんなに収入がなくても管理費などの出費は常にかかりますし、そもそも投資ビザの取得条件も年々厳しくなり、よくない物件をわざと高値で販売する業者もいます。

でも、ハワイでのアメリカンドリームを求めて多くの人が悪い条件でも投資しちゃうんですよね。。。

儲からないと分かっている土地でも高く売れるというのがハワイ独特の特徴です。

しかも、いざ撤退するとなっても物件価格が下落したり、売却時になんらかの問題が発生すれば弁護士に支払う費用も発生したりします。

元より利益を出すことを目的とせず、住むことを目的にする場合が多いのでたくさん損をしてしまい、結局帰国せざる終えないという状況になってしまうケースをよく聞きます。

ハワイの不動産は下がらないと言われますが、それでも運用をするとなると利益が出る場所はあまりないみたいです。

ハワイにはいい物件はほとんどないので、投資をする際は十分に検討してからやることを心からお勧めします。

4、日本のクオリティでハワイビジネスができると思っている

ハワイでのビジネスでは一番の問題点です。笑

日本で当たり前のことは、ハワイでは当たり前ではありません。

人材採用にはどこの企業も相当苦労しています。

いい人材がいなければ、日本から連れて行くよ!と考える人も多いのですが、日本人がハワイで働くためには労働ビザを取得しなければなりません。

たとえ企業が採用を決め、採用された人間が働きたいという思いがあっても、アメリカ政府が「現地の労働者を優先的に雇用させる」という方針があるため、日本人で労働ビザが取得できるのは能力のあるごく一部の限られた人となってしまいます。

そうすると、日本では当たり前に出来ているクオリティが、ハワイの人間を採用しなくてはならなくなり、実現が難しい場合が出てきます。

現地の人を上手に教育できればいいのですが、やはり時間が経つとどうしても現地のやり方となり、クオリティが下がってしまうことも多いです。

ハワイに住んでいる日本人もハワイ病にかかり(私もです。。。)、日本にいた時ほどキビキビ働けなってしまうので、やっぱりハワイでの人材というのは永遠の課題なのかもしれません。

多くの飲食店が出店当時は日本の味そのままだったのに、しばらくするとハワイアンのお店になっています。笑

5、他の大手企業と競合している

ハワイは収益を得られるエリアが限られており、その狭い場所にお店が集中しているので、競争は年々激しくなっているようです。

主に観光産業による収益なので、米軍基地関係者か公務員の方々を除くと、ほとんどの人が商店かレストラン、ツアーなどの観光業の職に就いています。

実は日本人がハワイに住みたいと思うのと同じように、多くのアメリカ人もハワイでの生活を望んでいます。

そのため、毎年多くのアメリカ人が本土からやってきます。

しかし、その3分の1程度の人が1年以内にハワイを離れています。

その理由は、物価が高いことと仕事が無いこと。

アメリカ本土に比べて2倍ほどする物価と、アメリカ人でも仕事が無いほど競合する企業。

そこに言葉も通じない人間が割り込んでいくというのは、やはり一筋縄ではいかなそうです。

今回の記事のまとめ

誰しも、一度は考えるハワイでのビジネス。

過去に戻れるなら、私はハワイには来なかったかな〜。笑

でも逆に言えば、ハワイでビジネスを頑張ることができていることが、今では他の国に行っても大丈夫だろうという強い気持ちにもなれました。

一定数のお客さんをたくさんの超大手企業が取り合う異様な構図のハワイですが、これからも是非たくさんの素晴らしい企業が参入してくれたらな〜なんて思っています。

たくさんの撤退してしまった企業を見ていると、皆さん本当に同じような理由で諦めてしまっている気がします。

今回の記事は自分の考えを少しまとめるために書いてみましたが、これからハワイでのビジネスを考えている方がたまたま見てくれて、それがその人の役に立ったら幸いです。

では、また!

Mahalo〜